はじめに
社労士試験の択一式(5肢択一)は、
「知識があるのに点が取れない」「時間が足りない」と悩む方が非常に多い形式です。
私自身も勉強を始めた頃は、
すべての肢を丁寧に読もうとして時間切れになったり、
迷った肢にこだわりすぎて解答のリズムを崩した経験がありました。
この記事では、
**私が本試験で実際に意識していた「5肢択一の解き方」**を、
できるだけ再現できる形で解説します。
小手先のテクニックというよりも、
「本試験の会場で、どう考え、どこで割り切っていたか」
という思考プロセスを中心にお伝えします。
社労士試験の5肢択一の特徴
まず、社労士試験の5肢択一には、次のような特徴があります。
- 文章が長く、条件が多い
- 正解肢も不正解肢も「それっぽく」書かれている
- 1問に時間をかけすぎると、後半が崩れやすい
- 満点を取る試験ではない
つまり、
すべてを完璧に判断しようとすると、かえって失敗しやすい試験です。
この前提を、まず最初に割り切ることがとても重要だと感じています。
私が本試験で決めていた基本スタンス
本試験では、次の3つを常に意識していました。
① 正解肢を探さない
「これが正解だ」と確信できる問題は、実はそれほど多くありません。
まずは、明らかにおかしい肢を消すことを優先していました。
② 100点ではなく合格点を取りに行く
社労士試験は、合格基準点を超えれば合格です。
全問を完璧に解こうとしないことが、結果的に点数を安定させると感じました。
③ 迷ったら深入りしない(ただし空欄にはしない)
1問で迷い始めると、時間もメンタルも削られます。
私の場合、
わからない問題であっても、その場で一応の答えは必ず出す
という方針を取っていました。
理由は、マークシートのズレを防ぐためです。
私は、
- 1問ごとにマークするのではなく
- 社会保険科目終了時、労働保険科目終了時にまとめてマーク
という方法を取っていました。
このやり方で、問題を空欄のままにしてしまうと、
後で時間が足りなくなった場合に、
焦ってランダムにマークしてしまうリスクがあります。
そのため、
わからない問題でも「今の時点で答えだと思った選択肢」を問題用紙に記入する
ことを徹底していました。
実際の5肢択一の解き方【ステップ解説】
Step1:最初に「問い」を確認する
設問文で、まず確認するのは次の点です。
- 正しいものを選ぶのか
- 誤っているものを選ぶのか
- 個数問題かどうか
これを曖昧にしたまま肢を読むと、途中で混乱しやすくなります。
私は、
- 正しいものを選ぶ問題 →「正」に〇
- 誤っているものを選ぶ問題 →「誤」に/(スラッシュ)
- 個数問題 → 数える対象が分かるように〇または/
↓例 令和7年度問題

といった形で、視覚的に分かる印を必ず入れていました。
Step2:肢は1つずつ「○・×・△」で判断する
5肢を比較しながら読むのではなく、
1肢ずつ独立して判断します。
ポイントは次の通りです。
- 明確に違う → ×
- 少しでも迷う → △(保留)
この段階で、無理に結論を出そうとしないことが大切です。
Step3:「絶対に合わない肢」を優先して切る
社労士試験では、次のような要素がある肢は特に注目します。
- 数字(期間・日数・年数)
- 主語(誰が・どの立場か)
- 原則と例外の取り違え
- 条件の付け足し・削り
「なんとなく違和感がある」肢は、
たいていどこかに理由があります。
Step4:最後は“比較”で決める
2肢や3肢まで絞れたら、
「どちらがよりおかしいか」という視点で比較します。
ここで大切なのは、
完璧な正誤判断ではなく、相対的な判断に切り替えることです。
本試験でやってはいけないこと
私が「これは失敗につながる」と感じた行動も挙げておきます。
- 全肢を最初から最後まで丁寧に読む
- 1問に必要以上の時間をかける
- 「知っている論点だから」と油断する
- 迷った肢を何度も読み直す
本試験では、時間も集中力も有限です。
「切る」「流す」「後回しにする」判断も、立派な戦略だと思います。
また、私は怪しい選択肢は迷いなく切ることを意識していました。
1年目は△の肢が多く、解答に時間がかかっていましたが、
2年目は勉強量が増え、感覚的に切れる肢が増えました。
理屈も大切ですが、
すべての肢を理屈で考える時間は本試験ではなかなか取れません。
感覚が身につくまで勉強量を確保することも重要だと感じました。
まとめ
社労士試験の5肢択一は、
知識量だけで勝負する試験ではありません。
- 正解肢を探さない
- 消去法を徹底する
- 迷ったら深入りしない
この「解き方」を事前に決めておくだけで、
本試験での迷いは大きく減ると思います。
これから本試験に向かう方の参考になれば幸いです。
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