はじめに
こんにちは。
今回は、令和7年度の社労士試験に向けて受験した模試の結果や、模試の使い方について記事にしてみます。
私は、TAC、LEC、アガルートの模試を受験しました。そこで「模試は何回受験したほうがいいか?」、「模試の活用方法は?」など自分なりに考えたことを模試の結果とともにお伝えしたいと思います。
結論から申し上げますと、判定が出る形式の模試は5回、自己採点の模試は3回、計8回模試を受けました。結果論になってしまいますが、私の場合はちょうどよい回数だったと思っています。
以下で詳しく説明します。
模試の受験回数
以下に模試の受験日程・点数・判定をまとめました。
順位や判定など結果が出る模試のみ表示しています。
TACとLECでは、判定の出し方が異なるので並べての比較は難しいとは思いますが、並べてみると2年目は得点が安定してきたことがわかります。
| 模試 | 日付 | 選択(判定) | 択一(判定) | 総合判定 | 総合順位 |
|---|---|---|---|---|---|
| LEC 第一回 | 5/24 | 34 (A) | 49 (F) | – | |
| TAC 中間 | 6/21 | 32 (★★) | 47 (★★★) | B | 455 / 5,151 |
| LEC 第二回 | 6/28 | 32 (B) | 55 (A) | – | |
| TAC 公開 | 7/12 | 31 (★★) | 44 (★★★) | B | 447 / 5,147 |
| LEC 第三回 | 7/19 | 34 (B) | 58 (A) | – |
選択式については、どの模試でも30点以上をキープでき、基準点割れをすることはありませんでした。模試の選択式は、基本的な部分を抜かれることが多いなと思いました。つまり、テキストを読み込んでいれば、基準点を割るリスクは低いと感じました。
択一式では、LEC第一回で労一・社一で基準点割れとなりました。しかしながら、この時期は白書・統計や社一の勉強があまり進んでいなかったので、結果自体は悲観せず、弱点発見の機会として捉えました。
TACとLECの模試の違い
特に択一式では、TACとLECで特徴の差が感じられました。
TAC模試
・全体的に難易度が高め
・引っかけ問題や細かい論点が多い
・時間配分も含めて本試験の演習に最適
→「本番より難しい」と感じる回もあり、実力以上の踏ん張りが必要でした。
LEC模試
・問題文が素直で読みやすい
・本試験より奇問・難問が少ない
・応用より“基本知識の積み重ね”で解答できる
→基礎の定着度を測るのに最適でした。
模試の復習方法
どの資格試験でも言われることかもしれませんが、模試は復習が重要です。私は模試は約4回復習をしました。それぞれの復習方法は以下の通りです。
| 時期 | 方法 |
|---|---|
| 模試直後 | 間違えた問題の解説を読み、テキストにメモ |
| 模試1~2週間後 | 全問通して解きなおし |
| 模試4~5週間後 | 全問通して解きなおし |
| 本試験1~2週間前 | 前回の3回までで間違えた問題のみ解きなおし |
具体的な復習内容
・模試直後は、間違えた問題とその理由を徹底的に確認
・2~3回目の復習では、五肢択一の“読み方”や“時間配分”を調整
・本試験直前は“弱点のみに集中”して効率重視で仕上げる
問題と解く順番と時間配分
ここまで模試の受験回数や復習方法についてお伝えしてきましたが、ここからは 実際にどのような順番で問題を解いていたか についてご紹介します。特に、時間配分が重要になる 午後の択一式 の話が中心です。
社労士試験の択一式は 210分という長丁場 の試験です。
学習を始める前は「これだけ時間があれば余裕だろう」と思っていましたが、実際に解いてみると、時間が足りなくなる ことが多く、集中力の維持も簡単ではありません。途中で小休憩を挟みながら取り組む必要がありました。
模試は、この時間配分を練習する絶好の場でした。
以下が、私が模試を通して確立した「解く順番」と「時間配分」の流れです。ここに行き着くまでには、YouTubeなどで情報を集め、模試で何度も試すという試行錯誤を繰り返しました。
1.国民年金
2.厚生年金
3.健康保険
4.労一・社一
5.雇用・徴収
6.労災・徴収
7.労基・安衛
基本的には 5の雇用・徴収までは上記の順番 で解き、
6と7は、その時の集中力や気分に合わせて入れ替えていました。
またそれぞれの科目は25分で解くと決めていました。すべての科目を25分で解くと35分見直しの時間が取れます。想定外に多少時間がかかっても20分ほどは見直しの時間が取れると思います。20分あると「まだ時間がある」と思えたので、落ち着いて見直しができました。このあたりの見直しの時間を逆算してそれぞれの科目の解答時間の目安を決めるのもの一つの手段かなと思います。
この順番にした理由
私は 年金科目を得点源にしたかった ため、最初に国年・厚年を解いていました。多くの予備校講師の方も「合格者は年金を安定して取れている」と話しており、私自身も年金科目に苦手意識がなかったため、集中力が高いうちに年金科目を処理する戦略 にしました。
年金科目は労働保険科目と比べて 文章量が多く、読み解くのに時間が必要 な問題が出ることがあります。そのため、疲れてから取り組むとケアレスミスが増える傾向がありました。
この順番にしてからは、年金科目でのミスが減り、安定して点数を取れるようになったと感じています。
トイレ休憩について
私は、択一式(210分)の試験では トイレ休憩を一度は必ず取る と決めていました。
健康保険、または労一・社一が終わったタイミングで席を立つことが多かったですが、実際にはその時の 集中力の状態や疲労感に応じて前後させていました。
210分ずっと座り続けると 集中力が確実に落ちる
- 休憩を挟むことで、後半の年金科目や労働保険科目での ケアレスミス防止 につながった
- 一度席を立つと、気持ちがリセットされて 解答スピードが戻りやすくなる
特に私の場合、年金科目を最初に解く戦略 をとっていたため、中盤で区切りを入れると頭がリフレッシュされ、後半の労一・社一、徴収、労災、労基の安定感が増しました。
これから社労士試験を受験される方へ
模試を受験して感じたのは、点数そのものよりも“模試をどう使うか”が重要 だということでした。
判定が悪かったときは落ち込むこともありましたが、その分だけ弱点が明確になり、次の勉強につなげることができました。
また、模試を本番と同じ環境・同じ気持ちで受けることで、
試験当日の精神状態をシミュレーションできたことが大きな収穫 でした。
- 緊張したときにどう解き始めるか
- 時間が足りなくなりそうなときはどう切り替えるか
- マークミスをどう防ぐか
こうした“本番の動作”を模試を通して体に染み込ませていくことで、当日は落ち着いて問題に向き合えたと思います。
模試は「できなかったこと」を責めるためではなく、
本試験で落ち着いて解くための練習の場 であると感じました。
これから社労士試験を受ける方に向けて、模試を活用するうえで意識してよかった点をまとめます。
● 模試は“点数確認”ではなく“行動改善”のために使う
模試は結果を気にしすぎると精神的に辛くなります。
大事なのは、間違えた理由を明確にして、次にどう修正するか を考えることでした。
● 時間配分の練習は必須
模試を使って“自分の型”を作っておくと、当日の安心感が全く違います。
● 休憩のタイミングを模試で決める
本番で突然「トイレ行きたいかも…」と感じると焦ります。
模試の段階で どのタイミングで休憩するか決めておく と、落ち着いて本番に臨めます。
まとめ
模試は本試験に向けた「実戦練習」の場であり、
点数を測るだけのものではない と強く感じています。
- 模試の受験回数
- 結果の分析
- 復習の方法
- 問題の解く順番
- 休憩の取り方
- 時間配分の工夫
これらを模試で繰り返し試したことで、試験当日に大きな不安や焦りを感じることなく、落ち着いて解くことができました。
これから試験を受ける方にとって、今回の記事の内容が少しでも参考になれば嬉しいです。


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